1月20日(金) 中島崇文准教授 「冷戦後、強まる東欧と日本の絆ー日本からのODAと東欧からの義捐金」

 

東日本大震災では、国内外から多くの支援が寄せられた。中島崇文准教授は、日本から遠く離れた、経済的にも比較的貧しい東欧諸国から送られた支援について紹介され、それらの支援が、過去20年にわたって実施されてきたODAの反響でもあることを式された。日本の東欧諸国への支援を振り返りながら、2011年3月以降、東欧の人々がどのように日本を支援しようとしたのかを、写真、映像を織り交ぜながら、以下の項目にそってご講義された。

 

1.東欧における地震

(1)スコピエ

(2)ブカレスト

2.東欧における日本のイメージ

(1)現地の人による話

(2)日本人による話

3.日本の東欧への支援

(1)概要

(2)具体例

4.東日本大震災への東欧の人々の反応

(1)各国政府による支援

(2)一般の人々の反応

 

 

    以下は、学生が授業後に書いた感想である。

   

======学生からの感想=========

 

 今日は、東欧諸国が震災を受けた日本に対して、とても同情的に支援をしたり、哀悼の意を示したりしているのを聞いて、心が温まりました。昨年の夏に国際協力研修でセルビアを訪れた際に、日本大使館などでお話を伺ったり、日本への期待という牛のモニュメントを見たりしていたので、こういった支援が行われていることは知っていました。ただ、今日の授業では震災直後の各地でのチャリティーイベントの映像を見ることができ、それをよりリアルに感じることができました。東欧諸国は一見、日本から遠く離れていて、アフリカやアジアといったような最貧国レベルではありません。それゆえ、日本がこれらの地域を支援する意味が理解されていない現状もあります。ただ、ここまで東欧の人々が日本の今までのODA支援に感謝し、日本を支援している現状を見ると、日本のODAには意味があると思います。そして今、日系企業は韓国系企業の存在感により、世界でも存在感が薄れつつあります。それゆえ、日本が震災というピンチをチャンスにして、東欧諸国や他の国に、より強い日本を見せることができたらと思います。

(国際コミュニケーション学科4年)

 

 日本で昨年、東日本大震災が起き、多くの国民が心を痛めた。しかし日本で起きた震災にもかかわらず、遠く離れた国であっても日本のことを思い、支援の意を示しているということを知った。また同様に、日本も震災の被害を受けたのだが、変わらずに貧しい外国の国々への支援を行っている。そういった、国を超えた思いやりで結ばれた関係性にとても感動した。国を超えた思いやりがもっと世界に広がっていってほしいと感じた。今回の映像で、特にベオグラードの人々の日本への支援が印象に残っている。私はベオグラードの人々が日本の震災に関心を寄せているということを知らなかったので、とても意義深く思った。恐らくこのことを知らない国民は多くいる。その事実は皆が共有すべきだと感じた。

(国際コミュニケーション学科3年)

 

 東欧の国々がこんなにも日本を支援してくれているとは、とても驚きました。昨年一年を表す漢字は「絆」でしたが、国内だけでなく、世界との絆もあるのだと改めて感動しました。あまり豊かではない国の人々も日本を応援してくれていると思うと胸が熱くなりますね。デモの最中にも黙祷して下さったり、新聞2ページ全面、福島原発について記載していたりと、関心の高さが伺えました。とても嬉しいことだと思います。今回、日本がこんなにも様々な国々から支援されていることを知ることができて、本当に良かったです。そして感謝の気持ちでいっぱいです。人と人とのつながりがとても大事であると改めて感じました。

(国際コミュニケーション学科3年)

 

 東日本大震災において世界各国から義捐金を頂いていることがわかりました。ヨーロッパの中ではセルビアが一番支援をしてくれたというのはJICAを訪問した際に聞いていましたが、このように多くのヨーロッパに国々から支援をされているとは知りませんでした。また、東欧の人たちは日本人に対してかなり親日的な態度でいることにとても嬉しく思いました。映像の中でベオグラードの学生たちが日本への募金をしてくれている姿を見て、私たちの知らない所で日本の復興を願っている人がいるのだと思うと、日本にいる自分が行動を起こさなければならないと強く感じました。日本と東欧とのつながりを実感でき、とても良かったと思います。

(国際コミュニケーション学科2年)

 

 クロアチアの反政府デモ隊の映像が感動的でした。皆が静かになった後、日本大使館の日の丸国旗が出てきたとき、なんだか胸がいっぱいになりました。その後、また賑やかに去っていくデモ隊を見て、遠い国から日本が思われていたことを知りました。セルビア、ベオグラードの町中のビルボードも嬉しいですね。各国からの支援も本当に嬉しいですが、町の人々が実際に、離れた土地から日本を心配してくれているのを知ることができて、よかったです。ありがたいです。川畑さんのインタビューにも載っていましたが、日本が今までODAなどで支援活動を行ってきたからこそ、今回のような全世界からの支援があったんだな、と思いました。

 色んな国から誠意をこめたプレゼントをいただいたのだから、日本はそれを裏切らないよう、今、直面し続けている問題(原発)を正直に、誠実に対処しなければいけない、今のような現状では駄目だな、と思いますし、申し訳なく思います。日本だけの問題ではないのに。このような災害時に、国民性って本当に顕著に表われるんだな、と思ってしまいます。

 セルビアの映像の最後に示されていた、決して豊かな国ではないセルビアが義捐金世界5位だったなんて、知りませんでした。黙祷して下さっている姿を見て、私たちも関東に住んでいて、東北ほどの被害なんて全然ないのに、自分たちの生活にいっぱいで、黙祷とか全然していないことに申し訳なく思いました。

(日本文化学科4年)

 

 日本が東日本大震災の時に、遠く離れた東欧の国の人々からこんなにも温かい支援をして頂いたことを初めて知りました。それは、日本が今まで東欧の国々に様々な支援をして来た歴史があるからだとは思いますが、VTRでも街中で募金活動や黙祷を捧げている様子から分かるように、本当に日本のためを思ってくれていたのだと思いました。これからも私たちは出来る範囲で東欧を支援し、交流を続けていくことが相互の国のために大切なことだと感じました。

(日本文化学科3年)

================================

  

  

 

中島崇文先生講義配布資料
中島崇文先生講義配布資料(2012年1月20日).doc
Microsoftワード文書 318.0 KB

 

 

 

 


概要 | サイトマップ
Copyright (c) 2011 Tsunagaru WA Campaign ALL Rights Reserved.